オアフ島では交通の便がある程度確保されていますが、他の島では移動手段が限られてしまう場所・ハワイ。充実したスムーズな旅を送るためには、車のレンタルもオススメです。きっと皆さんの中にもいつかは車をレンタルしてハワイ観光を楽しみたい!……なんて思っている方も多いのでは?
日本と異なるルールを理解すれば、意外と簡単な海外での運転。まずはその交通事情を知ることで、車レンタルを視野に入れてみてもいいのではないでしょうか。第4回の『ハワイに住もう』では、ハワイ在住ライター・相原光さんに、ハワイの交通事情について書いていただきました!
悪名高いホノルルの渋滞
デジタル地図サービスの大手トムトム社が、先頃発表した「全米の主要都市の渋滞ワーストランキング」で、ホノルルは8位にランクインしました!
実は、ホノルルはアメリカの中でも通勤ラッシュがひどいことで知られており、渋滞ランキングでは上位の常連なのです。都市部に職場や学校が集中しており、通勤手段が限られているので、どうしても渋滞が発生してしまいます。
ホノルルのラッシュアワーは、平日朝は6時くらい、午後は3時過ぎから始まります。特に混雑しやすいのは、朝はホノルルのダウンタウンとワイキキに向かう方面、フリーウェイH1、フリーウェイH2、ニミッツハイウェイ、アラモアナ通りなど。夕方は逆行きが混雑することになります。
ひどくなる一方の交通渋滞を改善するために、現在、ホノルルでは鉄道建設プロジェクトが進行中。オアフ島西部のカポレイから空港を経由し、アラモアナセンターまでの32Kmを運行することになります。
2018年から段階的に運行が始まり、2021年に全線開通を予定。とはいえ、予定はすでに遅れているので、完成時期についてはまだはっきりとはわからない状態です。
【参考:オアフ島の鉄道 ホノルル・レール・トランジット】
ちなみに、ハワイ島でも、ヒロやコナでは同様の通勤ラッシュがあります。通常20分のところが、1時間以上かかることもあるのです。時間に余裕があるなら、朝夕のラッシュアワーを避けて行動したいものです。
交通ルール、日本との違い
日本との大きな違いは、「右側通行」ということ。日本人は、自分でも気づかないほど左側通行に慣れています。日本では「左・右・左」と確認して道路を渡りますが、ハワイではそれも逆。常に「右側通行」ということを意識しておきましょう。
日本人によくある失敗は、左折の際、左車線に入ってしまうこと。前後に車がいる場合は、後について行けばいいので間違えることはないと思うのですが、車がいないときは要注意! 私も左車線に入ってしまい、冷や汗をかいた経験があります。すごく怖かったです。
また、日本と異なるのが右折の方法です。アメリカでは赤信号でも右折することができます。ただし、右折禁止の標識がある場合もあるので見落とさないよう注意しましょう。
道路標識は基本的に日本と同じですが、すべて英語表記なのでわかりづらいことがあるかも。事前に確認しておいた方が良いかと思います。
同様に、スピードや距離はすべてマイル表示。マイルに慣れていないので、最初は距離感やスピード感がつかみにくかったです。なお、運転中の携帯電話などの電子機器の使用はハワイでは禁止されています。
日本より厳しい? 子供に関するルール
シートベルトは全席着用が義務付けられています。チャイルドシートとブースターシートについては、年齢によって細かい規定があるので、事前にチェックしておきましょう。違反者には、罰金と講習が課されます。
・4歳未満の子供は、チャイルドシートの着用が義務付けられています。
・4歳以上7歳未満の子供には、ブースターシートの着用が必要です。
【参考:ハワイ州運輸省 チャイルドパッセンジャーセーフティ】
アメリカでは、大人のつきそいなしに子供をひとりにすることが禁止されています。年齢は州によって異なりますが、ハワイの場合、12歳以下の子供を13歳以上のつきそいなしでひとりにすると罪に問われる可能性があります。
車の場合も、9歳以下の子供を5分以上置き去りにすることが禁止されています。また、5歳以下の子供を12歳以下の子供と一緒に置き去りにした場合も罰金が課されます。
【参考:ハワイ州法】
子供といえば、スクールバスはいつでも優先です! スクールバスが停車し、「STOP」サインと共に赤いライトが点滅していたら、後続車は必ず停車しなければなりません。
この場合、「反対車線の車も停車しなければならない」のです。子供たちは、まわりの車は停まっていると思って、ろくに確認しないで走って道路を横断することがあります。これも最初はびっくりしました。かなり危ないので、黄色いスクールバスは要注意です。
アロハの心あふれるハワイの運転マナー
渋滞はひどいし、交通規制はけっこう厳しいし、ホノルルは慢性的に駐車場不足。とはいえ、ハワイの渋滞は、東京の渋滞に比べるとそれほどでもない気がします。道路や景色が広く、圧迫感が少ないのかもしれません。夏休みや祝日など、学校が休みの時期は、渋滞もだいぶ緩和します。
日本との大きな違いは、なんといっても運転マナーです。ハワイの運転マナーは、日本と比べると、とっても良いのです!
とにかく親切な人が多く、譲り合いが基本なので、とても運転しやすい。まさにアロハの心にあふれているのです。ハワイに住むなら、自分もアロハスピリッツの発信者にならなければと、常々思います。
相原光
ハワイ島在住フリーランスライター兼SUSHI屋のおかみ。群馬県出身、早稲田大学卒業。2008年ハワイ移住後、ハワイの文化歴史や美容・健康・レストラン・スポーツ・ビジネス・音楽・アート・農業など、あらゆる分野で記事を執筆。ハワイの著名人へのインタビューは百名を越える。2012年に夫婦で持ち帰り寿司店をオープン。ライターとして活動しつつ、寿司屋のおかみとしても格闘中。電子書籍『光のハワイ島日記』
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