旅先での買い物は楽しいものですよね~!ハワイだからこそ売っている洋服や雑貨、食品に至るまで物珍しく、ついついお店に長居して、たくさんのアイテムを購入してしまいます。
しかし実は高いハワイの物価。第5回の『ハワイに住もう』では、ハワイ在住ライター・相原光さんに、ハワイの物価事情について書いていただきました!薄々感じていた人は多いかと思いますが、実際に比べてみると、よりハワイの実情が見えてきますよ!
全米で一番生計を立てるのが大変な州
ハワイの物価はとにかく高い!
日本でこの話をすると驚かれることが多いです。「ハワイ=お得にショッピング」というイメージが日本にはあるからなのでしょうか?ブランド品は確かに日本より安く手に入るとは思いますが、日常の生活費となると、事情が異なります。
例えば、先月『フォーブス』が発表した「生計を立てるのが大変な州ランキング」で、ハワイはワースト1位に選ばれてしまいました。
【参考:The Best And Worst States To Make A Living In 2016】
ハワイは南洋の孤島なので、生活に必要なものの多くを輸入に頼っています。加えて、アメリカの中でも所得税が高いため、生活するのが大変になってしまうと分析されています。
ハワイで生産されているものもありますが、大量生産品ではないので、輸送費込みの輸入品よりもかえって割高になってしまいます。例えば、コナコーヒーは、ハワイで世界で一番安く売っているけれど、輸入物のコーヒーは、それよりもはるかに低価格で販売されている現状があります。
ハワイの生活費は本当に高い?
それでは、具体的に生活費はどれくらいかかるのでしょうか?生活費の比較ができるサイトを参考に、ホノルルを見てみましょう!
ホノルルの生活費(2017年6月29日のデータ)
【参考:Expatistan】
【食べ物】
・オフィス街のランチ $15
・牛乳1リットル $1.65
・卵(12個パック) $5.24
・トマト1㎏ $7
・コカ・コーラ2リットル瓶 $2.55
・ビール 500ml(アメリカのブランド)$3.49【ハウジング】
・家賃(85㎡ 家具付き・一般エリア)$2105
・光熱費(85㎡のフラットで2人住まい)$254
・インターネット8Mbps(1か月)$46
・40インチのフラットスクリーンTV $387【洋服】
・ジーンズ(リーバイス501または同様のもの)$54
・スニーカー(ナイキやアディダスなど)$117【交通費】
・タクシー8Km $27
・バスの定期1か月 $57
・ガソリン1リットル $0.80【パーソナルケア】
・風邪薬6日分 $10
・主治医の診察15分 $97
・トイレットペーパー(4ロール)$6【エンターテイメント】
・ディナー2人分(カジュアルなレストラン) $62
・映画2人分 $23
・ビール(500ml・パブ) $7
・タバコ(マルボロ1箱) $10
いかがでしょうか、イメージがつかめたでしょうか?ホノルルの生活費の高さは、アメリカ主要66都市中、4位。なんと世界で見てみると、274都市中13位となっています!
食べ物の中でも特に高いのは乳製品。牛乳や卵の高さは全米トップクラスのため、アメリカ本土からハワイに来た人はみんなびっくりします。日本に比べても高いですよね。しかも、ハワイ産の乳製品はもっと高いのです。
レストランでの飲食費は、日本に比べると高く感じます。とはいえ、ハワイのレストランは量が多いし、残ったものを持ち帰ることができるので、総合するとあまり変わらないかも。
タバコの高さは全米随一! ハワイはタバコの税金が高いことで有名です。どこに行っても禁煙なので、アメリカに住むなら禁煙をオススメします。
電気代やガソリン代は、全米平均の数倍。日本と比べると、電気代は日本より高いけれど、ガソリン代は日本より安い。ちなみに、先月末のハワイのガソリン平均価格は1ガロン約3ドル。日本円(112円)で換算すると、1リットル約95円でした。
他にも続々。ファストフードは日本より高い?
次に、ファストフード店の価格も見てみましょう。
【参考:Fast Food Menu Prices】
・ビッグマック $5.31/セット$7.91
・マクドナルドのプレミアムコーヒー $1.33
・スターバックスのカフェラテ(トール) $4.99
・KFCの2ピースチキンコンボ$7.97
・サブウェイ BLT 6インチ$4.99
日本の方が、全体的に安いような?ファストフードのボリュームは、日本とあまり変わらないと思いますが、ソフトドリンクは倍以上の大きさです!
2016年度ホノルルの戸建て住宅の中間価格は735,000ドル、コンドミニアムは390,000ドル!需要に対してマーケットの在庫が少ないうえに、投資物件として不動産を購入する人がとても多いので、どうしても価格が上がってしまうのです。
日本と比較して高いモノと安いモノ
ハワイに住んでみて、日本に比べて高いと感じたのは、食料品や医療費、文房具など。
トイレットペーパーやメモ用紙など、紙製品が高いのにはびっくりしました。反対に、日本に比べてかなり安いと思ったのは衣料品や家具です。電気製品もとても安いものがあります。
海に囲まれているのに魚は高いし、南国フルーツも高い。輸入物の方が断然割安です。燃料費などが高いので、地元産はどうしても割高になってしまいます。
とはいえ、野菜や生鮮食品は、多少高くても地元産のものを求める人が年々増えています。私も基本的にローカル産派。ファーマーズマーケットなどで、使う分だけこまめに買うようにしています。
ちなみに、ホノルルの2016年のインフレ率は、前年比2%上昇。1995年から2015年までの20年間の平均は、年率2.2%の上昇。インフレ傾向は今後も続きそうです。
生活スタイルによって高いと感じるものは異なる
注意したいのは、上記のようなデータは平均値でしかないということ。生活スタイルによって、高いと感じるものは異なります。日本と同じ便利な生活を求めると高くつくことになりますが、アイデア次第で生活費は抑えられるものです。
例えば、物価が高くてもセール期間や会員割引制度も利用できます。高いものを買わずに、代用品や違う方法を探してみるのもひとつの方法です。
ハワイ島では、オフグリット生活(公共の電気・水道を使わず、自家発電・貯水装置を使用)をしている人がたくさんいるし、自分で大工仕事をして家を建てる人も多い。野菜や果樹を庭で育てたり、釣りや猟をしたり、単に購入する以外の方法を、楽しみながら実践している人がとても多いのです。
相原光
ハワイ島在住フリーランスライター兼SUSHI屋のおかみ。群馬県出身、早稲田大学卒業。2008年ハワイ移住後、ハワイの文化歴史や美容・健康・レストラン・スポーツ・ビジネス・音楽・アート・農業など、あらゆる分野で記事を執筆。ハワイの著名人へのインタビューは百名を越える。2012年に夫婦で持ち帰り寿司店をオープン。ライターとして活動しつつ、寿司屋のおかみとしても格闘中。電子書籍『光のハワイ島日記』
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